不安神経症・パニック障害

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近年、「不安神経症」は、突然、激しい動悸や息苦しさなどの「パニック発作」に襲われる「パニック障害」と、強い不安と心配が長期に渡って生じる(6ヶ月以上)「全般性不安障害」に分類されます。
全般性不安障害
については、他の頁を参照して下さい。


●原因●

脳内の神経伝達物質のバランスが乱れる事によるもの。

●症状●

突然、激しい動悸や息苦しさに襲われ、「死んでしまうのではないか」といった恐怖心が起こります。
このような症状を、「パニック発作」といい、発作を繰り返す事によって「また起こるのではないか」という不安が強くなります。そのため、以前発作が起きた場所や、発作が起きた時に逃げられないような場所(電車の中など)、人がたくさんいる場所を避ける(人前で発作を起こしたら恥ずかしいという思いから生じる)ようになります(広場恐怖)。
 
そして、日常生活がスムーズに送れなくなります。また、うつ病やうつ状態を併発する場合が多々みられます。動悸、吐き気、めまい、息苦しさ、冷や汗、発狂不安、死の不安などが短時間のうちに発生し、10分程でピークに達します。そして、1時間程すると、自然に治まってしまうというものがパニック障害の典型的なパターンです。

●パニック発作に襲われたら●

☆身近にできる対処法☆

(病院の先生と相談の上で、よろしければご参考にして下さい。)

・冷たい水を飲む。

気を紛らわすためにやっていました。冷たい水を飲むと爽快感が得られて、まあまあの効果がありました。

・あるがままでいる。

森田療法の考え方です。発作が起こると言いようのない不安や苦しさが襲ってきますが、それらすべてを受け止めて、今はこういう状況だから仕方ないと考えます。「こんな事を考えてはいけない」という、考えを打ち消そうとする事もしません。考えないようにしようと思うと、よけいに考えてしまうものです。

・あめをなめる。

これも気を紛らわすためにやっていたものです。ただ、シュガーレスキャンディーに含まれている人工甘味料は、人によっては体調が悪くなる場合もあるので注意しましょう。

・即効性のある精神安定剤を服用する。

薬はなるべく最小限で済ませたいものですが、苦しい症状を何度も経験する事により、更に不安が強まって しまうので、ひどい時は服用しても良いと思います。また、薬を持っているだけでも「これがあるから大丈夫」 という暗示の効果もあると思います。

●家族・友人・恋人のなかにパニック障害の人がいたら・・・●

☆パニック発作が起こった時、周りの人はどうすればよいのでしょうか?☆

周りの人が慌ててしまうと、本人は更に不安が増してしまいます。まずは落ち着いて下さい。そしてこんな風に対処すると良いでしょう。

・背中をさする、手を握るなどしながら「大丈夫だよ」と声を掛けてあげましょう。
・本人が落ち着ける場所(開放的で、人があまりいない場所など)に移動させましょう。
・話をよくきいてあげましょう。

・病気に関する正しい知識を持ちましょう。パニック障害は気の持ちようでもなく、また、気が弱いからといった理由でなるものではありません。心の病である事を理解しましょう。

・パニック発作を何度も繰り返すと、「また発作が起きたらどうしよう」という不安感や、「人前で恥をかきたくない」といった恐怖感が生じます。そして、電車やバスに乗れない、人がたくさんいる所へ行けないなど、日常生活に支障をきたし、会社や学校に行けなくなる場合が少なからずあります。 こうした状況は、心の病を経験した人でないと理解できないかもしれません。

しかし、「こういうものなのだな」と思う事が大切だと思います。また、「そんな事は考えないようにしなさい」 と言うのは危険です。本人は、「こんな事を考えるのは馬鹿馬鹿しい」という事が充分わかっています。 考えないようにしようと思うと考えてしまうものです。このような発言は患者さんに追い打ちをかけます。

・パニック障害では、しばしばうつ病を併発したり、うつ状態になる人が多い様です。健康な人でもうつになる事はありますが、心の病を持つ人が経験するうつは、想像以上に辛いものです。 「ダラダラしている」「そんなことでどうする」というような責めるような言い方は、悪化を招きます。

しかし、あまりにも不規則な生活は心にも体にも良くないと思います。少しずつでも、規則的な生活が送れるように働きかけてあげましょう。この場合も、思いやりを持った接し方が重要です。


●治療●

初期の段階では、精神療法・薬物療法が一般的です。
そして、広場恐怖などを克服していくには、行動療法・森田療法・カウンセリングなどが有効です。
人によっては、半年くらいで治ってしまう人もいるようですが、長期化する場合も多いようです。
あまり焦らず、ゆっくりと治していく事が大切だと思います。

●行動療法って?●

人間は失敗、挫折、不成功を繰り返す事により自信を失い、卑屈になったり、行動する事への恐怖が生じてきます。逆に成功体験を積む事により自信がつき、恐怖心がなくなってゆきます。広場恐怖など により、外出や出社に困難が生じている場合は、行動療法が有効です。

まずは、家の近所を散歩する、家族などに車を運転してもらい、5〜10分程度乗ってみる、電車やバスに 一区間だけ乗ってみる。このような事から始めて徐々に行動範囲を広げてゆきましょう。
私は、少し遠くへ行くような時や症状が強まった時のための安定剤を処方してもらって、事前に飲んだり、出先の途中で飲んだりしていました。

これには、「困った時にはこれがある」という、安心感を得るという効果もあったと思います。 焦らず・・・急がずに・・・が大切だと思います。(これが難しいんですけどね^−^;)


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