アダルトチルドレン

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AC(アダルト チルドレン)とは


ACは、10年ほど前にTVや新聞、雑誌等の各種メディアによって大々的に取り上げられ、一つの社会現象となった事があります。

元々の意味は「Adult Children of Alcoholics=ACOA」

意味は「アルコール依存症の親を持つ家庭に生まれ、現在大人になった人」 となります。

今ではこの意味の解釈が拡大されて、
「機能不全の家族に生まれ、大人になった人」を指すようになっています。

具体的な“機能不全家庭”の特徴として


アルコール依存症家庭


両親の絶えざる不和、暴力沙汰 深刻な慢性病を抱える家庭
離婚や死亡によって親を失う事(強烈な喪失体験)


不幸な里親、養子体験 ・親から子供への虐待(体の危害や言葉の暴力、放置)

ばくち、女性、覚醒剤などへの親の「のめり込み」で家族が危機に陥る事

親が仕事中毒で家庭を顧みない事

子供が「親から愛されていない」「生まれてこなきゃよかった」と思うような家庭環境
「親は私の誕生を望んでいなかった」と子供に思わせるような家庭環境


子供が親からの過保護、過干渉にさらされるような家庭環境

親の愚痴やお説教が横行し、過度に批判的、審判的で子供ののびのびとした発想
をつぶしてしまう家庭環境


大きな災害や戦争、極度の貧困などで幼少年期をその困難で押しつぶされた環境


また、上記のような目に見えていかにも、と言うような家庭環境よりも逆に「普通よりも立派に見える家庭」

にこそ、その危険性がある、という指摘もあります。

どちらにしても、子供の頃に両親や周囲の大人達に対して気を使い、”大人”でいる事を強要された子供たちは常に
良い子である事を余儀なくされます。

その結果自分本来の思いを隠し、大人達の顔色をうかがって生きるようになります。

そして”自分自身”を見失い、自分の存在すら疑うようになってしまいます。

これが現在に至って”AC”という言葉に現れてきています。

様々な意味において「生きにくさ」を感じる現代の中で、特にその傾向が顕著であったり、或いは「不眠である」、
「過食、拒食」と言った傾向がある人はACである可能性があります。



ACの定義として、以下のような事があげられます

  1. ACは何が正常かを推測する(「これでいい」との確信が持てない)
  2. ACは物事を最初から最後までやり遂げる事が困難である
  3. ACは本当の事を言った方が楽な時でも嘘をつく
  4. ACは情け容赦なく自分に批判を下す
  5. ACは楽しむ事がなかなかできない
  6. ACはまじめすぎる
  7. ACは親密な関係を持つ事が難しい
  8. ACは自分のコントロール出来ないと思われる変化に過剰に反応する
  9. ACは他人からの肯定や受け入れを常に求める
  10. ACは他人は自分と違うといつも考えている
  11. ACは常に責任を取りすぎるか、責任を取らなすぎるかである
  12. ACは過剰に忠実である。無価値なものと分かっていてもこだわり続ける
  13. ACは衝動的である。他の行動が可能であると考えずに一つの事に自らを閉じ込める
 ※ジャネット・ウォイティッツ(ACOAの特徴)より

(上記の定義はあくまでも“概念”として捉えてください)



これは私自身の私見ではありますが、ACとは“病気”ではなく、あくまでも“概念”として存在していると思っています。

いわばACとは“個性”である、と言えると思っています。


AC自体は病気ではありませんが、ACが背景となり、その周辺に様々な病気が存在する事は事実です。

うつ病や各種の不安神経症、虐待をしてしまう親達などの背景に、ACが存在している事があります。

誰しもが生まれ育った環境の中で様々な個性が育まれていきます。

これは選択の余地が無い事で、愛情に満ちた環境で育った方もいれば、機能不全の家庭の中で過ごす事しかできなかった人もいます。

それがやがて大人になり、自分の存在を自分で否定してしまうような“生きずらさ”を感じるようになってしまうのです。

ただ、持ち前の「責任感が強く自己犠牲を厭わず人の面倒を見る」特性で人々を助ける立場の職業を選択する
ACもたくさんいます。いわゆるピープルヘルパーズ(助ける人々)です。
その人たちは社会的貢献を一生懸命行いながらも、自己評価を十分する事が出来ず、他人を大事にするのに
自分を大事に出来ない事が多く、自分の事で不全感に悩みます。
不全感には悩んでしまいますが、社会貢献を行なっていくという事自体は決して悪い事ではなく、
私はその点を“個性”として捉えても良いのでは、と考えています。

ACは自分でそれを“自覚”する事から、回復が始まる、と言われています。

ですが中には「AC」と言う言葉すら知らずに悩んでいる人もいるでしょう。
いわれの無い偏見にさらされ、一人悩んでいる方も多いと思います。
回復の手段に到達していない圧倒的に多数のACは、そのルーツに気づきもしないまま、
多くの困難に遭遇し挫折体験を積み重ね、不健康な生きるシステムの中で処理しながら何とかしのいでいると
思われます。まさに宿命のようにそれを苦難の栄養源として受け入れているのではないかと想定されます。
それは決して無駄ではないにしても、ACをどん底に追い込み、消耗感を与え、

人生そのものに疑問を抱かせる結果になってはいないでしょうか?


不全感の多い人生は、その人の生きるエネルギーを浪費させます

これを読んでくださった方、ぜひ、自分の人生を一度振り返ってみてください。

そして、今の自分自身を振り返り、思い当たる事が無いか、自分自身の内面と向き合ってみてください。

今、自分自身が抱えている“生きずらさ”がどこから来ているものなのかを知るための参考にしていただければ幸いです。

そして私達は、そんなみなさんの“気付き”のお手伝いをさせていただきます。




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