AC(アダルト チルドレン)とは
ACは、10年ほど前にTVや新聞、雑誌等の各種メディアによって大々的に取り上げられ、一つの社会現象となった事があります。 元々の意味は「Adult Children of Alcoholics=ACOA」
また、上記のような目に見えていかにも、と言うような家庭環境よりも逆に「普通よりも立派に見える家庭」 にこそ、その危険性がある、という指摘もあります。どちらにしても、子供の頃に両親や周囲の大人達に対して気を使い、”大人”でいる事を強要された子供たちは常に良い子である事を余儀なくされます。 その結果自分本来の思いを隠し、大人達の顔色をうかがって生きるようになります。 そして”自分自身”を見失い、自分の存在すら疑うようになってしまいます。 これが現在に至って”AC”という言葉に現れてきています。 様々な意味において「生きにくさ」を感じる現代の中で、特にその傾向が顕著であったり、或いは「不眠である」、「過食、拒食」と言った傾向がある人はACである可能性があります。
(上記の定義はあくまでも“概念”として捉えてください)
これは私自身の私見ではありますが、ACとは“病気”ではなく、あくまでも“概念”として存在していると思っています。 いわばACとは“個性”である、と言えると思っています。 AC自体は病気ではありませんが、ACが背景となり、その周辺に様々な病気が存在する事は事実です。 うつ病や各種の不安神経症、虐待をしてしまう親達などの背景に、ACが存在している事があります。 誰しもが生まれ育った環境の中で様々な個性が育まれていきます。 それがやがて大人になり、自分の存在を自分で否定してしまうような“生きずらさ”を感じるようになってしまうのです。 ただ、持ち前の「責任感が強く自己犠牲を厭わず人の面倒を見る」特性で人々を助ける立場の職業を選択する ACもたくさんいます。いわゆるピープルヘルパーズ(助ける人々)です。
その人たちは社会的貢献を一生懸命行いながらも、自己評価を十分する事が出来ず、他人を大事にするのに
自分を大事に出来ない事が多く、自分の事で不全感に悩みます。
不全感には悩んでしまいますが、社会貢献を行なっていくという事自体は決して悪い事ではなく、
私はその点を“個性”として捉えても良いのでは、と考えています。
ACは自分でそれを“自覚”する事から、回復が始まる、と言われています。
ですが中には「AC」と言う言葉すら知らずに悩んでいる人もいるでしょう。 回復の手段に到達していない圧倒的に多数のACは、そのルーツに気づきもしないまま、
多くの困難に遭遇し挫折体験を積み重ね、不健康な生きるシステムの中で処理しながら何とかしのいでいると
思われます。まさに宿命のようにそれを苦難の栄養源として受け入れているのではないかと想定されます。
それは決して無駄ではないにしても、ACをどん底に追い込み、消耗感を与え、
人生そのものに疑問を抱かせる結果になってはいないでしょうか?
不全感の多い人生は、その人の生きるエネルギーを浪費させます。 これを読んでくださった方、ぜひ、自分の人生を一度振り返ってみてください。 そして、今の自分自身を振り返り、思い当たる事が無いか、自分自身の内面と向き合ってみてください。 今、自分自身が抱えている“生きずらさ”がどこから来ているものなのかを知るための参考にしていただければ幸いです。 そして私達は、そんなみなさんの“気付き”のお手伝いをさせていただきます。 |
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