子供の心身症

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子供の心身症

■心身症とは?

ストレスなど、精神的なものが発症に大きく関わる、身体症状、病気。

■子供に多い心身症

過呼吸症候群、起立性調節障害、過敏性大腸炎、下痢、便秘、嘔吐、偏頭痛、反復性腹痛、めまい円形脱毛症、夜尿症、チック、円形成脱毛症、アトピー性皮膚炎など。

■症状別解説

・過呼吸症候群

思春期の女子に多く見られます。突然呼吸が速くなり、のどや胸が締め付けられるように苦しくなります。手足のしびれ、吐き気、強い不安感などを伴う。強いストレスを受けた時になりやすいものです。
   

・起立性調節障害

思春期に多く見られます。この時期の急速な体の成長・発達に自律神経系がついていけないためと考えられています。立ちくらみをおこしやすい、頭痛や倦怠感、動悸などの症状。朝が苦手な場合が多く見られます。うつ病を併発していることも。

・過敏性大腸炎

器質的な異常がみられないにもかかわらず、下痢や便秘を交互に繰り返すものです。お腹が張る、ガスが出て困るという訴えもあります。なかには、症状のために日常生活に支障をきたしたり、不登校の原因となる場合もあります

・頭痛

いくつかのタイプにより症状が若干異なります。

(偏頭痛)

ズキズキとした痛み。日常生活が苦痛なほどひどい場合もあります。遺伝的な要素も。
   
(緊張型頭痛)

後頭部及び首筋のこりが原因となります。重苦しい痛みが起こります。

上の2つの混合型もあります。かなりまれに、脳腫瘍を発症している場合があります。次のような場合は、脳外科などで診察を受けることをおすすめします。
(朝の強い頭痛、吐き気、嘔吐、発熱、頭痛の程度が徐々にひどくなる。)


・チック

3〜8歳くらいの男子に多く見られます。チックの症状には、運動性チックと音声チックがあります。運動性チックでは、頻繁なまばたき、鼻をピクピクさせる、肩を持ち上げるようにピクピクさせるなど体の一部をピクピク動かす。音声チックでは、鼻を鳴らしたり、目的もなく声を出す、咳払いをするなど。運動性チックと音声チックの両方が1年以上続くものを、トゥレット障害といいます。ストレスによって悪化します。

過度のストレスによるものという説が有力でしたが、最近では神経伝達物質の代謝異常によるもの、遺伝によるものという新たな説があります。多くは、特別な治療をしなくとも自然に治りますが、無理にやめさせようとしないことがポイントです。



 ■大人の役割

子供の訴えをよく聞き、耳を傾けてあげることです。安易な、怠け者の烙印を押してしまうことは、危険です。神経質、内向的、おとなしい子供に多発しやすいので、そのような子供の場合、特に注意して観察する必要もあるでしょう。

また、過度に心配すると子供の動揺が増してしまいます。まずは、大人が冷静な態度を示すことが重要です。

  


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