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| 不登校について |
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■はじめに 年々増加傾向にある不登校。不登校そのものは、病気ではありません。しかし、「学校へ行くことができない。」その裏側には、心理的葛藤や心の病などが隠されていることが、わかってきました。しかし、不登校というものを未だに「怠けている子供」と、とらえている人は少なからずいるような気がします。また、ある程度はわかっていても、「どう対応していったらよいか」という点で誤解をしていたり、よくわからない部分もあるかと思います。 学校生活は、子供にとっての社会生活の場です。大人になって、本格的な社会生活を営む上での基盤です。ここでつまづいた子供が立ち直っていけるかどうかは、親や大人の対応が大きく問われるのではないでしょうか?第2回では、深刻化しつつある子供たちの不登校というものを取り上げてみたいと思います。 ■不登校者の人数は? 文部科学省の学校基本調査(平成11年度)によると、小・中学生の10万人以上が不登校に陥っています。割合としては、小学生の288人に1人。中学生の41人に1人とされています。中学生では、大体、1クラスに1人の割合で不登校の生徒がいるということになります。 ■不登校の原因 いじめ、友人関係、学業不振、家庭内の問題が引きがねになっているケース、教師との問題、本人の問題によるもの、心の病によるもの、子供特有の心の問題によるもの、精神的ストレスなどです。 <心の病によるものとは?> 心身症、うつ病、うつ状態、躁うつ病、強迫性障害、パニック障害、不安神経症、統合失調症、摂食障害など。 <子供特有の心の問題によるものとは?> 分離不安障害によるもの。親(特に母親)など、愛着を持っている人から離れることで、極端な不安を覚えるものをいいます。 多くは、これらの原因が複合的に絡みあっています。また子供自身、学校に行きたい気持ちはあるがなぜか行くことができないと感じたり、心の内をうまく表現できなかったりする所があります。さらに、学校を休んだことが、学業不振や友人関係の不和につながり、ますます不登校が助長され、本格的な不登校に陥ってしまうという背景もあるでしょう。 このようなことから、原因を探り解決策を見出すことの難しさがあるでしょう。根本的な原因を無視し「学校へ行く、行かせる」ことだけに執着してしまうと、後に大きな問題を抱えることにもなりかねません。原因を知ることはとても重要な作業といえるでしょう。 ■解決策 原因がはっきりしないうちは、安易に叱りつけたり、むやみな激励をしないことが大切です。子供やまわりの環境などを客観的に観察し、原因をはっきりさせましょう。初期の段階では「お腹が痛い」とか、「頭が痛い」などの身体症状を訴えることが多いようです。熱を測っても平熱であるとか、病院(内科など)へ連れて行っても特別な異常がないからといって、怠け者扱いすることは危険です。怠け心から来ていると考えられる場合でも、長く続くようでは問題です。裏に隠れた問題点を探るべきでしょう。 原因がわかってきたら、どうしたら解決できるかを考えてゆきましょう。家族や学校だけでは解決できない時には、精神科、カウンセリング、各種相談機関などで解決させましょう。 できるだけ早い段階で気づき、解決させることが望ましいのですが、ケースによっては、ゆっくりと時間をかけなければならないこともあるでしょう。子供にとって、最良の形での問題解決がなされることが重要ではないでしょうか? |
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