まいの闘病日記(第12回)

■第12回■  生きていて良かった(最終章)


 

 「仕事復帰」、それが私の最後に残された最大の難関でした。就職しても長く続かず、職場を転々とする日々。諦めて、チャレンジして、そして挫折しては落ち込み、自分を責める。その繰り返しでした。「早くまともに働けるようになりたい」その思いで、私はとてもあせっていました。そんなことを1年近く続けていくうちに、今の状態でこのまま同じことを繰り返していても多分、私は駄目だろう。ふと思ったのです。

ゆっくりとした時間のなかで、いったい自分はどうしていつも「つまづく」のか、何が駄目なのか?そういったことを考える時間が必要なのだと思いました。

 本を読んだり、音楽を聴いたり、ウオーキングをしたり、家事をしたり・・・。そして、時々ボランティアの仕事をしていました。ボランティアの仕事をしたことにはいろいろな意味がありました。まず、ボランティアであれば、気負いなく出来ると思ったこと。社会との接触を持つことで、取り残されている虚しさが和らげたこと。いろいろな人と接触することで、自分を見つめられるのではないかと思ったことなどです。

 こうした日々のなかで、毎日少しずつではありながらもいろいろな発見や成長が出来ていたように思います。
私が気づいたこと。

人と比べない。
必要以上に自分を責めない。
自分は自分でいい。
他人の評価=自分とは限らない・・・。

そして、今私が思うこと。「生きていて良かった」
 
(終わり)

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